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四月の言葉

花も私を見ている

 

 この時期の掲示板には桜か卒業の言葉を載せる。

 一茶の死に支度を急がせる桜の句は、闘病中の当事者への配慮がいるし、卒業生にはお笑い芸人の「贈る程でもない言葉」がウケるけれど、文章にすると年輩者には意味不明。

 人生楽しいこと苦しいこと一本の縄をなう様に、悲喜こもごもよじれている。

 チャップリンは「人生クローズアップで見れば悲劇。ロングショットで見れば喜劇」と言ってあるが、逆に仏教では人生最後は老病死の悲劇と見るのでしょうか。

 お釈迦様は人生の卒業を涅槃寂静の、さとりの完成としております。

 (註)贈る程でもない言葉

​  卒業おめでとう。今日皆はこの学校の門を一歩出たら・・・国道だ!

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